株式会社ナウハウス
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ナウハウス所長の鈴木です。今何を感じ、どのように建築に向き合っているのかを伝えていければと思います。
ナウハウス一級建築士の高橋です。設計を通して感じたことや現場の進捗を気軽に綴っていきたいと思います。

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青虫の意地
2009-09-29
ナウハウスの中庭に10年ほど経った一本のレモンの樹があります。5年経っても実をつけず、枝葉ばかり伸ばしていました。青春を謳歌してばかりいて、実のあることをしない若者のようでした。そこで、現実の厳しさを知らしめるべく、枝葉を詰め根の周囲を掘り起こし、苛めてみました。すると翌年から数個が結実するようになったのです。今では20個以上の立派な実をつけています。
相変わらず樹勢は強く、剪定しても次から次へと立枝が伸びていきます。そんなレモンの若葉は、蝶の幼虫の大好物です。クロアゲハチョウがやってきては1ミリくらいの白い卵を産み付けていきます。その卵は、レモンの葉にそっくりに同化した青虫に育っていくのです。蝶の幼虫は、レモンにとってせっかくの若葉を食い散らしていく害虫です。
大きな青虫を見つけました。心を鬼にして枝切バサミで青虫を挟み、庭のタタキに打ち捨てました。助けてやってもいいじゃないかと、後悔の気持ちもあって改めて青虫を見ますと、胴がちぎれかけレモンの葉の青汁が出ています。見つかったお前が悪いのだと気を取り直し、レモンの樹の無駄な枝の剪定を続けていました。何十分立ったのでしょうか、先ほどの青虫をふと見ますと、それは懸命にどこかに逃れようかと、青汁の一筋を曳きながらゆっくりと動いているではありませんか。ちぎれそうな胴を引きずりながら懸命に歩む姿に、後悔の念はますます増してきましたが、助けるすべもありません。再び青虫を見ることも無く、事務所に戻りました。
翌朝、いつものとおり、早朝の散歩を済ませ、中庭に戻ってきました。ふと気になって昨日の青虫を探しました。青汁の痕跡はありますが、姿が見えません。瀕死の状態で、遠くに行くことはかなわないはずです。しばらく探して見たのですが、どこにも見つからないのです。助かりようのないあの青虫はどこに行ってしまったのでしょうか。悠然と消えてしまった青虫の意地を思い、ただの虫だと思っていたところに、不思議さとちょっとした感動を覚えました。
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