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ナウハウス所長の鈴木です。今何を感じ、どのように建築に向き合っているのかを伝えていければと思います。
ナウハウス一級建築士の高橋です。設計を通して感じたことや現場の進捗を気軽に綴っていきたいと思います。

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現場MVP
2006-04-01
現場MVP―王ジャパンにあやかって
 去る3月30日、「本郷の家を味わう会」を開きました。建築工事において、実際に作業をする職人さんたちは、完成後の姿を見る機会が意外にないものです。そこで引渡し前、最後に現場に集まり、直接の仕事から離れ、完成して見違えるようになった建物を見て、どのような印象かを話しあう機会を持ちました。
 薄暮から日がすっかり暮れるまで、建築がどのように変わり息吹いていく様子を見て、仕事の時とは違う見え方がすることに気がついて欲しいと思いました。すべての照明を灯し、床暖房のスイッチを入れ、エアコンを全開にして様子をみました。植栽が入り水盤がゆらめき、灯りがともっていきいきと変身した、自分たちが手がけた建物を見て、感嘆の声が上がっていました。個々の仕事をていねいに編み上げていくと、こんなにも化けてしまうものだということが「自分たちがやった仕事ではないみたい」という言葉に表れています。
 その後、ナウハウスで直会(なおらい)を開きました。信じられないと思いますが、ナウハウスには能舞台まがいの「飲舞台」があるのです。おいしいお酒を飲むための専用の場所です。作ったばかりの「雨楽庵」の露地が隣接しています。
 「本郷の家」を見た余韻もあってにぎやかな宴会となりました。皆さんが持ってきてくれた、とっておきのお酒とメダイの粕漬けや漬物、そしてお刺身や焼き豚などが並びました。
 自分を取り巻く環境、いいかえれば制約条件が常に変化していることで、過去にうまくいったことがこれからもかならずしも成功するとはかぎりません。状況の変化をよく見て、変化に対応していかなければならないことが話題となりました。
 周囲が変化しているのに変われない理由として、変わる必要性が理解できないこと、変わることを恐れすぎること、どう変わっていいのか迷っていることの三つがあると思います。変わるために試みること、それに伴う失敗。
 「失敗」に対するナウハウスの考えを述べました。新たな試みをする場合、失敗はつきものです。失敗が致命傷であってはいけませんが、[痛み]や[悔しさ]を感じた失敗は次には「生きた知恵」になることが多いと思うのです。「体感」とか「実感」しながら身に着けた知識は応用がききます。これは「いい失敗」です。一方「悪い失敗」は、まったくの不注意によるケアレスミスで、[痛み]や[悔しさ]を感じないので何回も繰り返してしまう失敗です。
 [本郷の家を味わう会」の最後に、王ジャパンにあやかって、「本郷の家」の「現場MVP」を選ぶことにしました。現場では、みなさんには何回も手直しややり直しをお願いしました。現場で苦労した人の中から、特にひとりを選ぶということにしました。その結果、いろいろな工夫で現場に風を吹き込んでいる「本郷の家」の現場担当者の高橋敏彰さんが第一回の「現場MVP」に決まりました。記念品として腕時計をプレゼントいたしました。
 日が変わるまで話がはずみました。これからは、それぞれの職人が、完成した建物をイメージして個々の仕事をするということで、現場に変化が起こることを期待したいと思います。
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