株式会社ナウハウス
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ナウハウス所長の鈴木です。今何を感じ、どのように建築に向き合っているのかを伝えていければと思います。
ナウハウス一級建築士の高橋です。設計を通して感じたことや現場の進捗を気軽に綴っていきたいと思います。

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ハウスメーカーからナウハウスへ
2005-08-02
最近、ナウハウスを訪ねてくれるクライアントで多いのが、ハウスメーカーでは満足できないというお客さんです。「そこで話をしたが、営業マンの言葉ははっきりしているがどうもしっくりこない、何かが違う」とか「ハウスメーカーはお金の話しかしない」というので来られた方がほとんどです。
 ハウスメーカーと建築設計事務所の一番の相違は、打ち合わせをする人が営業マンであるか、設計者自身であるかということです。これがいちばん大きな違いです。お客さんは,スクラップブックを見せてこうしたいと言われることがありますが、実は後ろに隠れた要望があることが多く、「要はどうして欲しいのか」を見抜かないといけません。奥に潜んでいる本質や生活の中身を読み取り、クライアントの要望を実現させるために根本から建築的解決をしようとするのが設計者の本来の仕事です。
 一般に住宅メーカーは営業マンと設計者が別であるのが普通です。そうでなければハウスメーカーとしての経営が成り立たたないでしょう。注文住宅といいながら,すでにできている商品をアレンジして売ろうとするのは自動車メーカーと似ています。
 ハウスメーカーは営業に多くの力を注ぎ、営業力に優れています。ハウスメーカーで家を建てるということは、車を買うように「家を買う」という発想に近いと思います。家は買うものではなく、設計者とクライアントが多くの打ち合わせを重ねて、いっしょにつくっていくものではないでしょうか。
 家の寿命はクルマのそれよりもはるかに長いものです。家づくりを通してこれからの10年の人生設計を考えてみようとするならば、家を物として買うことは「価値ある人生を過ごしたい」と願うクライアントの気持ちにそぐわないものではないかと思います。
 いい家というのは、その時代を受け入れ、風景が変わっていくようなおおらかさがあると思います。時代の流れにある程度は合わせて、リニューアルやリフレッシュできる住宅がいい家であると言えます。内装の張替えや水廻りの設備の入れ替えだけでなく、家族の変化や暮らし方に合わせて「空間の質」を調整していくことができればいいと思います。
 住宅は必ず老化していくものですから、手を入れてよみがえることができる余力を持っていなければなりません。この余力が住宅のポテンシャルです。ハウスメーカーの住宅は建てたときが最高の状態で、このときにお客さんに引き渡されます。この住宅は構造物として経済的にぎりぎりの追求をしているため、壁ひとつ動かすことができないこともあります。
 ハウスメーカーはシックハウス対策や耐震、あるい は高断熱工法といったキーワードを謳います.営業マンは設計者ではありませんのでインパクトのあるキーワードを並べることで商品としての住宅を説明します。キーワードで挙げられている項目は正しいのですが、それらがバランスがとれているほうが大切なのです。
 ハウスメーカーの住宅がなにかしっくりこないと言ってナウハウスにお見えになる方は、この点に気が付かれているのだと思います。毎日の食事にたとえれば、素材の味を生かした料理は味付けはやや淡く、飽きることがありません。ジャンクフードが安くて味が濃く、分かりやすい味付けであることに似ています。住宅の設計は全体でバランスをとるセンスが必要なのです。
 家づくりはその敷地特有の性格を見つけることから始まります。その土地の環境と住宅がぴったりと合っていなければしっくりこないのです。敷地内に単に入っているだけではダメです。家族は建てる動機を明確にすることによって、家族の生活や、どんな暮らし方をしたいのかを思い描いていくことができるのです。
 ハウスメーカーはハイグレードの住宅を提供しようと、浴室やシステムキッチン、洗面台といった什器を高価にすることでイメージの差異をつけようとしますが、価格が上がる一方です。目的に応じたほどほどの什器をうまく組み合わせれば、価格以上の効果を上げることはセンスしだいでどうにもなることなのです。
 いい家をつくるためには「生活の哲学がある、暮らしの知恵がある」といったことのほうが大切です。そうであればおのずと実現したいことの優先順位ができてくるはずです。家づくりを通して人生設計をすることになると思います。家族のあいだで今まで曖昧になっていたことが、新築にあたって整理しなければならなくなることはよくあることです。住宅設計は人生設計と考えたほうがいいと思います。
 人生を見直すことは家づくりの副産物ではなくて、実は最大の収穫物かもしれません。自分が本当に欲するものが何であるかを考えることは、家づくりを始めるクライアントの特権ではないでしょうか。
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